君にそっくり
2020-09-23


「失礼、ちょっと伺いますが」会社の名前の入った書類を広げていたアーサーの前に、突然身なりの良い青年が立ち止まり声をかけてきた。「きみホートン社で働いているの?」
その青年は初対面にも関わらず、自分の身の上話をしたあげく、借金を頼んできた。その時、アーサーにはある考えが思い浮かんだ。「お金なら貸しましょう。そして良かったら僕の部屋に引っ越して来ませんか?」思いがけない展開に相手も戸惑ったのは言うまでもない。
そして、アーサーの計画は少しずつ、しかし着実に進んでいくように思えたのだが・・・

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「君にそっくり」
スタンリィ・エレン著 早川書房
[本]

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