サラスの旅
2020-06-22


ホリーは児童養護施設で育った14才の少女。優しい里親に引き取られますが、その優しさがうっとうしくなり、ある日継母と大ゲンカ。子どもの授からない継母に対して「うるさい、子宮なしババア!」と心ない一言を発し家出をします。ロンドンから本当の母親が住むアイルランドへの一人旅。その途中でひとつずつ開かれる過去の引き出し。途中何度も読むのを止めたくなる本ですが、頑張って最後まで読み続けてください。最後にたどり着くのがホリーの居場所なんだなと思わせてくれる心が温かくなる作品です。

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「サラスの旅」
シヴォーン・ダウト著 ゴブリン書房

[本]

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