官兵衛の遺言状
2014-06-01


きのうは城ヶ島までツーリングへ行ってきたので、今日は家で読書をしたり音楽を聴いたりしてゆっくりと過ごす予定でした。ところが、妻が大江戸博物館で開催されている官兵衛展へ行きたいと言うので私も一緒に両国まで行ってきました。たまたま用事で東京へ来ていた義父とも途中で合流して3人で歴史散歩を楽しんできました。見学の後で義父にはお茶をごちそうになりました。ありがとうございました。

官兵衛展の個人的な感想を少し書かせていただきますが、もしこれから見に行く予定であまり内容について知りたくないという方とはここでお別れしたいと思います。今日もこのブログを読んでいただき本当にありがとうございました。
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では、始めますね。
<展示番号77・本能寺の瓦>
2009年の発掘調査で発掘された瓦や土だそうです。当時は焼け落ちて土をかぶったガレキなどは何の価値もない、むしろいまいましい事件として葬られたのでしょう。それにしても本能寺の変から約400年経って人の目に触れたものとは驚きです。

<展示番号87・羽柴秀吉の手紙>
これは秀吉が大阪城を造るときに、官兵衛に宛てた書状です。驚いたことに、どういう石をどこから工面して・・・などと城の資材の調達のことまで詳しく指示されています。私はきっと「大阪に、攻め落とされないような頑丈で、そして豪華な城を建ててくれ」ぐらいのざっくりとした指示書かと思っていました!

<展示番号130・虎の下あご>
天下統一を成し遂げた秀吉は、次に朝鮮半島へ兵を送ります。その時に持ち帰った虎の下あごの骨です。虎など見たことのない当時の日本人は、さぞ驚いたことでしょう。もちろん生きては日本に連れて行けませんから、殺して虎の下あごだけ切り離して持ち帰ったわけです。それにしても尖ったキバ。保存状態もとても良いものでした。

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<展示番号135・官兵衛の手紙>
遺言書というか、子どもに宛てた手紙の中に6つのことが記してありました。
「ひとつ、とにかくこの世の中は自分の思いのままにならないことばかりだ。だから我慢強くなくてはならない。」なるほど、これは現代にも通用しますよね。
「ひとつ、優秀だといっても他の人の家来を欲しがってはならない。自分たちが育てた家来を大切にしなさい。」なるほど!よそから良い選手を漁り取るあのプロ野球チームの経営者に聴かせたいことばですね(笑)。

<展示番号192・官兵衛辞世の句>
おもひおく 言の葉なくて つひに行く
道は迷はじ なるにまかせて


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[家族]

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