おちあゆ・さびあゆ・くだりあゆ
2011-11-03


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落鮎(おちあゆ)・錆鮎(さびあゆ)・下り鮎(くだりあゆ)

鮭は海から川を上って産卵しますが、鮎はその反対で川を下って海で産卵します。何だか不思議ですよね。秋に産卵のために川を下る鮎を落鮎・錆鮎・下り鮎などと呼びます。

その名前からか、俳句の世界ではちょっと寂しい姿で登場します。

落ち落ちて 鮎は木の葉となりにける (前田普羅)
男根は 落鮎のごと 垂にけり (金子兜太)
早き瀬に 力足らぬか 下り鮎 (安富才助)

でもこの時期の鮎は、お腹いっぱいに卵を抱えているために一番おいしいんですよ。お祭りの鮎の塩焼きでは売っていませんが、運が良ければこの時期、魚屋さんでお目にかかれるかもしれませんね。

先日訪れた新潟の寺泊港でおいしい子持ち鮎をいただきました!

さてさて、今日は祝日。私は午前中はソフィア祭で後輩たちの手話コーラスを見てから、午後は大学ラグビー応援のために秩父宮へ行ってきます。どなたさまも素敵な文化の日をお過ごしくださいませ。

うらを見せ おもてを見せて 散るもみじ (良寛)

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